2007年05月04日

扇町の貨物線

夜の扇町編とうってかわり、日中の扇町を探索してみます。

まずは、扇町の入り口
産業通り/首都高横羽線から扇町へ入る交差点。


(2007/04/14 16:30) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

頭上が首都高、その先の高架が東海道貨物線、正面が扇町へ続きます。
交差点を入ってすぐが、川崎港郵便局。


(2007/04/14 16:37) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

扇町跨線橋の上から扇町方向を。
扇町跨線橋が跨いでいるのは旧東海道貨物線跡であり、浅野(第一)セメントへの引き込み線跡。
現在は線路が撤去されていて、存在意義のない跨線橋になってしまっています。

正面を横切っている高架橋はJFE私道で、南渡田町のJFE工場と扇町のJFE工場を結び、さらに浅野町を通って池上町のJFE工場、そして水江町のJFE工場まで続いています。
高架橋の真下が南渡田運河を渡る扇橋です。


(2007/04/14 16:52) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

南渡田運河の水江町方向。


(2007/04/14 16:53) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

これがJFE高架橋。
扇町は非常に大型ダンプの通行量が多い。日中夜間関係なし、平日休日関係なし。
川崎市営バスと臨港バスの運行本数も多く、とにかく大型車には気をつける必要があります。


(2007/04/14 16:59) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

JR扇町駅の踏切から、鶴見駅方向を。
ちょうど10分ほど前に、秩父行きの石炭列車がDE10に牽引されて発車していった直後です。
遠くに小さく、扇町駅を発車していく鶴見線電車が写っていますが、鶴見線はいちばん右側の単線です。
正面は貨物ヤードで、手前側方向は三井埠頭への現役引き込み線です。
無蓋車の辺りから左手方向へも線路が分岐していて、昭和電工への引き込み線になっています。


(2007/04/14 17:00) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

これが三井埠頭への引き込み線。
石炭列車の返空便のホッパ車が止まっていますね。


(2007/04/14 17:01) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

これが拡大写真ですが。。。
ショベルカーが何台も止められていますが、昔、ちょうどそこを突き抜けて左方向へと分岐する引き込み線がありました。


(2007/04/14 17:05) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

その先に進んでいくと、扇町駅から分岐した昭和電工引き込み線と交差します。
これが扇町駅方向で、遠くにたくさんのタンク車が係留されています。


(2007/04/14 17:05) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

こちらは反対方向。これはいかにも「廃線風味」。
実はこのすぐ先にも。。。


(2007/04/14 17:07) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

こんな、いかにも線路跡という地形が確認できます。
かなり古い地図にも線路は載っていないので断言できないですが、この開閉式扉といい、斜め具合といい。。。
地図を見ると、ちょうど上に書いた昭和電工引き込み線からこちら側へと分岐した線路が、ここの途中まで続いて、敷地内でとぎれています。
そしてここの道路の反対側にも、明らかに不自然な斜め道路や、空き地が続いています。


(2007/04/14 17:08) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

これが斜め道路。
右から左への道路が、東亜石油へ入る本来の道路。
写真前後方向の道路は、そもそも必要性のない斜め道路です。しかも正面にはまた開閉扉が。
その扉の奥は、雑草生い茂るさびれた敷地です。

これは間違いなく、東亜石油への引き込み線跡でしょう。
扇町の貨物線群の中でも、かなり早期に廃止されたものと思われます。


(2007/04/14 17:21) Leica M8 + Summicron 35mm/F2(7枚玉)

そしてこれが最後の見所。
扇町駅まで戻り、そこから南下すると公道の終端が臨港バスの「三井埠頭」バス停です。
ここから先は、工場敷地のため入ることはできません。

そして、このバスの右側に写っている汚い道路、これが三井埠頭への引き込み線跡です。
奥にショベルカーが見えます。
この地図には、モロに線路が記載されていますね。

ほんの数年前まで、この背後側には広大なヤードがそのまま残っていたようです。
現在、その辺りは整理され、工事なども行われているようで、痕跡は完全に消滅してしまっています。

扇町は比較的公道の多い島で、しかも貨物線が非常に多く張り巡らされており、なかなか見所が多いです。
ただ、その線路のほとんどは工場敷地内のため、あまり詳しく見られないのが残念です。
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2007年05月02日

東京都港湾局専用線(その2)

(その1)の続きです。


(2007/04/08 16:13) Leica M8 + Biogon25mm/F2.8 ZM

この線路は、首都高9号深川線にぶつかるまで続いていきます。


(2007/04/08 16:16) Leica M8 + Biogon25mm/F2.8 ZM

その反対側、豊洲方向。
この先も貨物線跡が空き地になって続いていますが、もうレールはありません。
おばちゃんが数人、この空き地を指差してなにごとか世間話しながら通り過ぎていきました。
近所の人たちにとって、この長っ細い空き地は謎なんでしょうねぇ。
周辺はマンションが建ち並び、いつ貨物線跡が再利用されても不思議じゃない感じです。


(2007/04/08 16:24) Leica M8 + Biogon25mm/F2.8 ZM

鴎橋のふもとに辿り着きます。ここが貨物線跡の終端。
この鴎橋も架け替え工事の真っ最中で、数年後には風景が一変していることでしょう。


(2007/04/08 16:24) Leica M8 + Biogon25mm/F2.8 ZM

その反対側は・・・短いレールが残っていて、銀河鉄道999のように空中へ向けて消滅しています。
平久川の橋梁は既に撤去されています。

廃線サイトの古い情報では、平久川から蛤橋にかけて線路が残っていることになっていましたが、何も見つけられませんでした。
キレイに整理されてほとんど駐車場になっています。


(2007/04/08 16:43) Leica M8 + Biogon35mm/F2 ZM

朝凪橋から豊洲運河を。右手が塩浜、左手が豊洲。
橋脚が2基残っているのが、貨物線の遺構です。
いま豊洲は大規模再開発の真っ最中。貨物線の遺構もほとんど潰されてしまい、商業地域に生まれ変わろうとしています。

とにかく豊洲の再開発は強烈で、数年中には、ほとんどの遺構が塗り潰されてしまうのではないでしょうか。
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2007年05月01日

東京都港湾局専用線(その1)

豊洲の春海橋編に続いて、旧東京都港湾局専用線を追いかけます。
JR京葉線潮見駅で下車し、徒歩で豊洲を目指すことにします。


(2007/04/08 15:56) Leica M8 + Biogon25mm/F2.8 ZM

潮見の暁橋から汐見運河を。
左右に横切っている高架がJR京葉線、その向こう岸は小名木川貨物線です。
この京葉線と小名木川貨物線が合流する辺りが、越中島貨物駅。

左手前、ガランとした空き地になっていますが、地図によると「日本カニゼン」の工場跡らしいです。


(2007/04/08 16:04) Leica M8 + Biogon35mm/F2 ZM

暁橋をすぎて進んでいくと、小道に入ったところにしおかぜ橋という人道橋があります。
このしおかぜ橋で汐見運河を渡り、さらに越中島貨物駅を渡ることができます。

写真正面の地下に潜っていく複線がJR京葉線で、旧成田新幹線再利用地ですね。
左上方に側線が多数見えるのが越中島貨物駅。現在はほとんど貨物扱いがなくなってしまいました。
左手にへろへろと延びている単線が、旧東京都港湾局専用線の深川線・晴海線です。
この東京都港湾局専用線は・・・


(2007/04/08 16:05) Leica M8 + Biogon35mm/F2 ZM

・・・反対側ですぐ終わってしまいます。
コンクリートの車止めで終端していますが、実はその先。


(2007/04/08 16:09) Leica M8 + Biogon25mm/F2.8 ZM

団地の前を線路が延びています。
長くなったので(その2)に続きます
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2007年04月30日

川崎市小島町の工場

川崎市小島町・・・ですが分類上「浮島」カテゴリに入れておきます。


(2007/04/07 17:32) Leica M8 + Biogon35mm/F2 ZM

浮島通りを東に向かって走り、浮島橋の手前で90度右方向に分岐する道路があります。
一直線に南下して行き止まりになるだけですが。


(2007/04/07 17:32) Leica M8 + Biogon35mm/F2 ZM

この通りは昔、神奈川臨海鉄道浮島線から分岐した専用線が通っていました。
道路は浮島通りと直角に交差していますが、ちょうど浮島通りとの交差点を弧を描いてショートカットする形で。
地図で見ると、交差点付近の建物が弧を描いていることがわかります。

また上の写真でいうと、手前に写っている道路の路肩が妙に広いですが、ちょうどその辺りを貨物線が通っていたようです。
数年前までは線路が残っていたり埋めた跡が判別できたようですが、いまではほとんどわからないです。


(2007/04/07 17:33) Leica M8 + Biogon35mm/F2 ZM

この通りでの見所は、この大工場。
うねうねとした巨大なパイプ群。
どす黒く大迫力の、まさに「工場」というイメージそのもの。
写真では、このスケール感はまったく伝えられないです。


(2007/04/07 17:33) Leica M8 + Biogon35mm/F2 ZM

あまりの巨大さに呆然と立ち尽くす、という感じです。
近くから見ることができないのは残念。

殿町や小島町も埋め立て地ですが、浮島町や千鳥町よりも歴史が長いようです。
小島町にはいくつかの専用線が存在した可能性がありますが、上の専用線しか判明しませんでした。
殿町はいすゞ自動車工場が撤退して区画整理中ですが、小島町側の工業地帯はまだまだ現役。
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2007年04月21日

夜の扇町(その3)

夜の扇町スナップ最終回。


(2007/04/10 23:09) Leica M8 + Nokton 35mmF1.2 (1/16; F1.2; ISO1250)

扇橋をオーバーハングするJFEの専用橋。


(2007/04/10 23:11) Leica M8 + Nokton 35mmF1.2 (1/16; F1.2; ISO640)

扇橋から南渡田運河を。ここはバルブで撮りたかったですねぇ。


(2007/04/10 23:16) Leica M8 + Nokton 35mmF1.2 (1/16; F2; ISO640)

目的地! 川崎港郵便局。

今回はLeica M8とNokton 35mmF1.2という高速レンズの組み合わせで深夜スナップしてみました。
いままで何度となくデジ一眼(*istD + smc FA35mmF2 + ISO800)で撮影しているコースですが、バルブ以外ではあまり良い写真が撮れたことはありませんでした。
夜の扇町は絶対的に光量が少なく、また引きが取れないので画角的な制約も厳しい。
手持ちで撮った写真はほとんどが真っ暗でした。

M8ならISO640でもノイズは少ないですし、Nokton35mmは開放F1.2から十分な写り。
APS-Cより画角が広いこともあって、1/16でもほとんど手ぶれしていないです。
結果、二絞りくらい余裕ができて、手持ち撮りが可能になった感じ。

欠点は、Nokton35mmは点光源があるとパープルフリンジが非常に目立つ。
思い切って絞り込まないとダメです。
シャープネスは絞り開放でも十分。
ノクトンの名のとおり、まさに夜戦のスペシャリストといったところ。
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2007年04月17日

夜の扇町(その2)


(2007/04/10 22:50) Leica M8 + Nokton 35mmF1.2 (1/16; F1.2; ISO640)

威圧感のあるタンク。


(2007/04/10 22:59) Leica M8 + Nokton 35mmF1.2 (1/16; F2; ISO640)

人っ子一人いない昭和駅。


(2007/04/10 23:04) Leica M8 + Nokton 35mmF1.2 (1/16; F1.2; ISO640)


(2007/04/10 23:04) Leica M8 + Nokton 35mmF1.2 (1/16; F1.2; ISO640)

これは、鶴見線から分岐した東洋埠頭専用線。
この専用線を建設したのは南満州鉄道。
当時、南満州鉄道(の系列会社)が中国から石炭輸入を行っていたため、だそう。
この東洋埠頭専用線もヤードを通って池上運河沿いから京浜運河にまで到達するほど大規模だったようですが、残念ながら公道が一切ないため、まったく見ることができません。
現在でも少数ながら貨物列車の運行があります。

(その3)へ続く
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2007年04月16日

夜の扇町(その1)

深夜、鶴見線に乗ったときの記録。
いや、単に、会社帰りに郵便局に寄るためだったんですけどね。。。
さぁ、Nokton35mmF1.2の本領発揮。


(2007/04/10 22:42) Leica M8 + Nokton 35mmF1.2 (1/16; F2.8; ISO640)

JR鶴見駅で京浜東北線から乗り換えて、鶴見線で終点扇町駅へ。
降車した客は私含めて2人。弁天橋まではかなりの利用者がいるのですが、その先はほとんど空車状態です。
工業地帯の真ん中ですが、静寂そのもの。
駅名票の背後から、無音で煙が立ち上ります。
広いヤードの端に単線の旅客ホーム。


(2007/04/10 22:44) Leica M8 + Nokton 35mmF1.2 (1/16; F2.8; ISO640)

扇町駅を、終電一本前の電車が発車直前。
乗車しているお客さんは2, 3人。
構内アナウンスがあるわけでなく、発車ベルが鳴るわけでなく。
到着して数分後には、音もなく発車していきます。


(2007/04/10 22:46) Leica M8 + Nokton 35mmF1.2 (1/16; F2; ISO640)

扇町駅の先、三井埠頭への専用線。
遠くに、石炭輸送のホッパ車が見えています。
左側に分岐している線路から、昔はさらに左手方向に分岐し大きくカーブして京浜運河に向かう専用線がありました。

(その2)へ続く
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2007年03月30日

雨のち快晴の千鳥町(その2)

千鳥町の続き。
川05系統の千鳥町バス停で降りて、北に向かって歩いていきます。


(2007/03/11 17:29) Leica M8 + Summicron50mmF2(340万台)

澄んだ空に夕日。穏やかに凪いだ空にけむりがもくもく。


(2007/03/11 17:34) Leica M8 + Apo Lanthar 90mmF3.5

この金属の重量感がいいですね。
ただ呆然と立ち尽くして眺めてしまいそうになります。
日没が迫っているので、泣く泣く先に進む。。。


(2007/03/11 17:37) Leica M8 + Super Wide Heriar 15mmF4.5

この日は珍しく、日本触媒の引き込み線にタンク車が入っていました。
というか、何年も通っていて初めて見ました。

ここ、普段はレールに車止めが打たれているのですが、タンク車を入れるたびに設置したりどかしたりしているのでしょうか。
posted by moonfactory at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 工業地帯 - 川崎 - 千鳥町

2007年03月29日

雨のち快晴の千鳥町

一日雨降りだったが、夕方突然快晴に。
日没寸前、あわてて千鳥町に駆け付けた日。


(2007/03/11 17:19) Leica M8 + Summicron50mmF2(340万台)

地平線まで澄み渡り、空と雲の境界がはっきりわかれる。
川崎に限らず首都圏の空はいつもどんよりしていますが、空気の汚れが洗い流された直後だけは、すばらしくきれいな空が広がります。


(2007/03/11 17:21) Leica M8 + Summicron50mmF2(340万台)

地平線に近付いた太陽は、いつもの弱々しい太陽じゃない。
子供の頃に見た、日が沈む瞬間までギラギラのまぶしい太陽。
そこに鋭く浮かび上がるコンビナート。


(2007/03/11 17:22) Leica M8 + Super Wide Heriar 15mmF4.5

まさに抜けるような青空というんでしょうか。青空に夕日の赤が交錯しています。
そして鉄塔の繊細な美しさ。どんな芸術作品より神々しい。
こんな絶景は、年に何回も見られないのです。
こういう日は、とにかく何もかも投げ捨ててコンビナートに駆け付けるのですw
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2007年03月28日

新木場

仕事が忙しく、休みの日は天気が悪く、なかなか工業地帯に出かけられない。。。
しかもトラックバックスパムのおかげでシステム過負荷、ぜんぜんブログの更新ができないぞ〜。

新木場を探索した記録。
JR京葉線新木場駅で下車。千石橋を渡って、東千石橋に抜けるルート。
木場と言えば貯木場、というイメージで楽しみにしてたのですが・・・なんかふつうの倉庫街って感じ。
確かに、木材系の事業所がたくさん集まってはいるんですが、貯木場はもぬけの殻だし。
で、東千石橋から一枚。


(2007/03/10 17:03) Leica M8 + Summicron50mmF2(340万台)

そのすぐ近くに、東京地下鉄新木場検車区があります。
「緑と海の橋」という長大な跨線橋が横断していて、検車区を真上から一望できます。
まさに「模型のようだ」。


(2007/03/10 17:27) Leica M8 + Biogon 25mm F2.8 ZM

「緑と海の橋」で荒川岸に渡ると、川沿いが細長い公園、というか遊歩道になっています。
遙か遠くにディズニーランドが見えているのですが、もう日も暮れて真っ暗。
風が強くて超寒い。釣り人2, 3人とすれ違っただけで、人影もほとんどありません。

なかなか景色もメカも楽しめて良かったのですが、あまり工業地帯風味じゃありませんね。
posted by moonfactory at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 工業地帯 - 東京